太陽と月と流れ星

谷村くんと長妻くんが好きな人

やっぱり「君たち」が好き。

2015年5月8日。

その日を死ぬほど楽しみにしていた私は、前日からいろいろと想いを巡らせていました。

 

毎年恒例のクリエ公演で、毎年恒例のインターナショナルなメンツが揃う枠。

2015年のB公演の出演者は、Sexy Zoneマリウス葉ジェシー、増田良、半澤暁、カウアン、シャルフ、そして長妻怜央と谷村龍一でした。

2015年5月8日、クリエB公演の初日から、谷村と長妻のシンメは始まったのです。

 

正直、まだまだなんだなってことを実感させられたクリエでした。

その年の3月から行われていたSexy Zoneのツアーのバックについていて、どんどん人気が上がっていた、当時「一番キテるJr.」という感があった長妻も、その公演では谷村といっしょに端っこで踊り、メインとして名前が挙がっていながらも実質はバックという立場に甘んじていました。

MCに呼ばれず、アンコール1曲目は途中から、メインになる曲はほとんどない、そういう出演者は谷村と長妻だけでした。

 

でも、すっごく楽しかった。

そこで初めてシンメになった2人が、ハイタッチをしてはけていく姿、2人で楽しそうにファンサービスをする姿、2人でラップを歌う姿、そしてもちろん激しくダンスする姿。

視界に入る彼らのどんな姿もとてもキラキラしていて、幸せな4日間でした。

 

この幸せな4日間の思い出を胸にこれからも谷村と長妻を応援していこうと心に決めました。

もう2度と、シンメとして踊ることはないだろうけど。それぞれのラインで、それぞれのステージで輝く2人を応援していきたいと思いました。

そんな気持ちで、Sexy Zoneのツアーの大阪公演も名古屋公演も楽しみました。そうやって、たったひとつの公演だけで、たになががシンメになった5月は終わっていくと思っていました。

 

クリエの最終公演から2週間、セクゾのオーラスだった名古屋公演から1週間もしないうちに、谷村と長妻はまたシンメとしてステージに立っていました。A.B.C-Z の代々木のコンサートでした。

 

終わると思っていたのに、まだ続いていた。驚いたし、幸せすぎて怖いなと思いました。

大好きな2人がシンメとして踊るのをまた見られる。

1回だけで終わっていれば、欲を出すこともなかったのかもしれない。そういう意味では、谷村と長妻をシンメにしてくれた人、それを継続させてくれた人に対しては、感謝の気持ちとともに少しだけ恨みがましい気持ちもあったけど。

 

いつか終わるだろう、もう終わるだろうと思い続けて1年経って、その頃にはまた次の仕事も2人いっしょだと信じていたし、ほとんど確信も持っていました。

2人いっしょ、というところは間違ってはいなかったけど、2人はもうシンメではなくなっていました。

 

正確にはシンメとして踊るところもあったんだろうけど、それを見られていないので、私にとっては2016年5月15日に千穐楽を迎えた滝沢歌舞伎2016で、たにながというシンメは終わってしまったのでした。クリエB公演で初めてシンメとして踊ってからちょうど1年でした。

 

谷村と長妻がシンメでいた1年は、きっと本人たちにとってたくさんのものを得た1年だったと思います。

谷村が、Jr.の仲間といっしょに舞台やコンサートの見学に出向いた回数の多さは、私が記憶する限り長妻とシンメだった時期がいちばんです。

2人がシンメだった時期、2人ともバク転が出来るようになりました。

2人でザ少年倶楽部の前説もしました。2人のファン以外のJr.担からの評判もよかった、ように思います。

 

仕事の仲間としてだけでなく、プライベートでも遊んでいたたになが。

お互いをライバルと言っていたたになが。

 

その別れを受け入れられなかったのは、2人がシンメでなくなることで、2人がシンメでいた期間を、ファンも、本人たちも忘れていくんだと思って、それがすごく悲しかったからだと最近気づきました。

 

思い出は今を越せないのかもしれないけど、今があるのは過去のおかげでもあるから。

だからたまにはこうして、谷村と長妻がシンメだった頃のことを思い出させてほしいし、誰かとその頃の話をしたいなぁと、しがないたになが厨は思うのです。